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ashes and snow

先日、ノマディック美術館お台場にて開催中の、【ashe and snow】に行って参りました。

作家グレゴリー・コルベールの写真&映像作品展です。
写真も映像も、すべてセピア風白黒。
テーマは人間と動物の驚異的な交流です。


始め、あまりにも有り得ないシチュエーションばかりだったので、
「これは絵?デジタル合成??」
と色々疑ってしまいました。
が、どれも実際に撮影した真実の写真。

西洋の人らしい感覚で切り取られた一瞬は、どこか宗教絵画のようです。
ただ、悪く言えば多少ムーディーに過ぎる。
“狙いました”感がモロにでている(ように感じる)と、少し押し付けがましいような、いやらしいような感じを受けなくもない。
そんな作品がチラホラあるのは気になります。

それでも、人と動物の表情・動作がバッチリ噛み合った作品は、ピンと張り詰めて完成された絵画のようで迫力満点でした。


私が個人的に好きな作品は、象と人の写真シリーズ。
その中で(一番好きだというわけではないのですが)、とても印象に残ったのが↓この作品。
象の足元から緩やかに波紋が広がっている水辺、そこに若い娘が目を閉じて横たわっている写真です。
水に濡れて身体に張り付いた布の白が、画面の大部分をしめる鈍い湖の黒や、髪の濃い黒、象の濡れた黒と綺麗に対比していました。

さて。
この展示にはもう一つの注目ポイントがあります。
それは、作品である写真の台紙です。
台紙はすべて、徳島で作られている阿波和紙を使用しているのです。
生なりの和紙の風合いが、動物の、特に象の濡れた肌の質感にピッタリ合っていました。
表現媒体としての和紙の素晴らしさを、海外アーティストの作品によって再認識。
イッツぁ逆輸入です。


ちなみに、この展示で一番ぶったまげたのが図録の値段。
(多分)阿波紙で作られた紙に作品を印刷し、3つの冊子に綺麗に装丁・箱詰めされたこちらの図録集。
DVDによる映像作品付きで、なんとっ!お値段据え置きの\3,500,000でございます〜。
まぁ、お買い得ぅ〜………なわけあるかぁぁぁぁぁっっっ!!!!
高っっっっ!!!!!
高すぎるわっーーー!!!!
阿保かーーーー!!!!

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コメント

私は六本木に見に行ったよー。
人のどろどろした妄想をひたすらリアルに形にした、かなり気持ち悪いところ突いた作品だと思ったよ。
ひねくれすぎ???

いやいや、あの展示の、好きなように受け取ってほしいから説明は一切つけません、みたいなキャプションの意図を、かなの感想を読んであらためて感じたかも。

あの人懐こい動物と舞踏家っぽい人たちが絡む映像は、私には相当ショッキングだった・・・好き嫌いではなく、深く考え込まされました。きゃーごめん、書き込みすぎ。またあしたねーー

投稿: さちえ | 2007/04/21 01:22

いやいや、嬉しいからどんどん書き込んで。(笑)

うん。
作品の素材感は好きなんだけどね。
なぁんか作りこみすぎかなー?って。
動物達に対して、人間側からの勝手で一方的な(多分、作者としてはソレが“驚異的”な)交流を押し付けている感がしたのよね。
「神秘とは、驚異とは、偉大なる自然と人間の交わりとはっーーー!!」みたいな、なんだか暑苦しい思い込み・観念を見た気がする。
はっ!
もしかして、ソレが真の狙いなのだろうか?!


動物はただ在るように在るだけで、基本的に人間とかアウトオブ眼中だと、個人的に私は思ってるんだ。
“人間が、「ちょいとお邪魔します」と言って、無理やり交流させてもっている。そしてソレを自覚している”という感じの作品の方が好きかも。

投稿: にかわ | 2007/04/21 01:40

そうそう、あの映像を見て、絶対わかってやってるだろと思って。
小さい頃の私なら、世界のどこかにこうやって暮らしている民族がいるんだと思っただろうなーとか、これを理想と謳う宗教の冊子の挿絵の胡散臭さが、美しすぎて見えないんですけど!とか
いろいろ考えて目が離せなくなったよ。

投稿: さちえ | 2007/04/25 10:39

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