文化・芸術

ガレ展

六本木サントリー美術館にて開催中の
【 ガレとジャポニズム展 】に行ってまいりました。

こういう展示にありがちな、
「“ガレ展”とか言っておいて、ガレが1枚だけやんけー!」
みたいなノリではなく、本当にガレづくし。
展示予報するとしたら、
「今日は1日ガレ、所により日本製。 時々びっくらこく有名人でしょう」
てな感じです。

では、以下からサラっと感想です。

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ブルーマン

木下工務店プレゼンツ 【ブルーマン
見てまいりましたよ~。
 
 
“技”を魅せるというよりは、“感性”を魅せるショーという感じでした。
コントか!っちゅーくらい面白いシーンと、
クオリティー高いドラムパフォーマンス。
面白かったです。
 
 
 
 
観客を積極的に巻き込むやり方で、ブルーマンが舞台から降りて観客を検分するたんびにドキドキワクワク。
舞台上に引っ張りこまれる、という事前情報を仕入れていたので、連れて行ってほしいようなほしくないような。
(結局選ばれなかったーちえ)
 
そんな中、飛び入り参加させられた人の中で、白い服のご婦人が良い味出してました。
10分くらいブルーマンと一緒に舞台上にいて、一緒に色々動いてたよ。(笑)
突然引っ張り上げられたから微妙にキョドッてるのだけど、どこか飄々とした人で、ブルーマンに逆に絡んでいたりしてました。
  
ブルーマンはブルーマンで彼女のキョドった動きに合わせて動くから、偶然のチグハグ感が面白くて、いやーよく出来たコントでした。
よくあれだけ機転が効くわ。
ご婦人の服が白いので、黒い服のブルーマンと対比してて映えたし。
笑かしてもらいました。
 
 
ショーは、マジメなシーンとおふざけシーンが程よくまじっていて、飽きないで最後まで一気に楽しむ事ができます。
 
下水管ネタから、管を使ったドラムパフォーマンスへ流れるシーン。
ネットのコミュニケーションネタのくだりから、電飾パフォーマンスに流れるシーン。
ここら辺は、特に印象的でした。
+α
最後の全員参加の“アレ”
トイレットペーパーを見て誰もがムラムラした事があるはず。
“アレ”のおかげで、その欲望を満たすことができました。ありがとう。(笑)
腕は疲れたけどね。
 
 
 
 
で、ちょっと自慢です!!
ショーの後、ブルーマンをとっ捕まえて一緒に写真を撮ることができました。
たまたまだったけど、ラッキー☆
(続きに隠してあるので、よろしければご覧くださいませ。)
 
しかもしかも、私のデジカメ=キャノンG9に興味を示してくれて、
(ちゅーか奪われた)
何か、木を撮ろうとしてたよ!!笑
でもメモリカードがいっぱいで、撮ってもらえなかったんだよ!!泣
ああああああああ、私の馬鹿!!!
可愛い妹ちゃん(一緒に見に行った)を撮りすぎたーーーーーー。
でもま、握手してごまかしてきたからOKっしょ♪
 
 
多分携帯写真ばっかの中珍しかったんでしょうね。
これまた面白ハプニングでした。

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北欧モダン展

オペラシティで開催中の『北欧モダン展』に、昨日行ってまいりました。

展示にはまるで関係ないけれど、“ CASA ”というスタイリッシュなカフェがあり、CASA ITALIAとなんか関係あるのかしらん。

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art styling by CHIKA INOUE

大学時代の友人の展示会に、昨日行ってまいりました。
その名も【 art styling by  CHIKA  INOUE 
ストレートさが素敵☆

展示している空間は、普通に営業している代官山の美容院「Kief」。
入るのに一瞬ためらいがありましたが、見るだけでも全然平気でした。


さて、作品感想。
アクリルをボックス状にして花を描いていた作品が、1番好きでした。
絵が描かれている面は、二枚のアクリル板を貼り合わせている(多分)構造。
平面の絵なのに不思議な立体感や奥行きがあって、良いなぁと思います。

あとは、カット台の壁にかかっていた布(不織布?)のオフジェ。
ココにも、近寄ってよく見ないと分からないぐらいの繊細な線で花が描かれていました。
軽やかでふわふわした印象なのに、相変わらず甘ったるさとかが無い。
彼女の作品の、そうしたシビアなところが大好きなんです。
いいなぁ。

レースのデザインの仕事をしつつ、ちゃんと自分の作品を発表する彼女を、本当尊敬しています。


以下どうでもいい私事、兼、事後報告、兼、ただの呟きみたいなもの。
(以上に長くなったので続きから)

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青梅 −緑化する感性−

木枯らしがふいた寒い秋晴れの日曜日。
そんな寒い日に、都心より4度も寒いと言われる青梅に行ってまいりました。

目的は『緑化する感性』という、アートイベントを見るためです。
ちなみに“緑化”で“ミドリカ”と読ませています。
ミドリカ……5月頃の方が、もっとそれっぽいかもん。


作品は青梅の広い地域に点在しています。
私たち(友人と一緒)が見たのは、ふるーくてボロ〜イ青梅織物工業協同組合敷地内の3つの建物(SAKURA‐FACTORY,BOX‐KI‐O‐KU,旧青梅織物工業共同組合)に展示されていた作品たち。

Oume3_1  Oume2_1
Oume4_1  Oume5_1

絵画あり写真あり彫刻あり。
それらは、ボロボロの建物に溶け込みつつも、輝いていました。
特に綺麗だと思ったのが、佐藤時啓さんの作品。
建物の2階の窓枠部分に(多分)半透明のスクリーンを張り、そこにピンホールレンズを通して天地逆さに屋外の景色を写し出す作品でした。
腐った畳が敷き詰められている、お化けがでてきそうなくらい薄暗い女子更衣室の室内。
そこぱっと映し出された、本当の景色であるはずの青い空と家と道路。
それが、嘘のように綺麗でした。

ただ正直、建物のボロボロさ加減や、適当に寄せられた古い機械、東京とは思えない自然等を眺めている方が楽しかったです。(汗)
わけのわからない懐かしさが込み上げてくるんですよね〜…。
私の幼いころは、まだああいった景色がちらほら残っていたからでしょうか。

Oume6_1 Oume9_1 Oume10_1
Oume15_1 Oume18_1 Oume20_1
Oume19 Oume21 Oume22

でも、このような場所を見出だし、その良さを活用しようとしている着眼点は、さすがに相当凄いと思います。
良い素材、良い環境。
気が付かなければ、無いと同じですもんね。


Oume23  Oume24

ちなみにお昼は『繭蔵』という、自然素材でお料理を作っているお店で食べました。
頼んだのは11月のランチプレート(千円)。
優しい味で、特にサツマイモコロッケには感動でした。


Oume14  Oume11
Oume12  Oume13

展示を見た後は『Green Honey』という、小さなかわいらしいLOHASセレクトショップに行きました。
綺麗な多摩川がすぐ下を流れ、静かな空気が綺麗で、その場にいるだけで楽しかったです。

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FRE≡ FACTORY

FRE≡ FACTORY

FRE≡ FACTORY

FRE≡ FACTORY FRE≡ FACTORY

先日、須田誠さんの写真作品を見に、
FREE FACTORY
という、下北沢にあるカフェ・バーに友人と行きました。

『LOVE&FREE 〜放浪しちゃえば?〜』



という、数年前にヒットした本を書いた作家・高橋歩さんがプロデュースしたお店…らしい。
(友人に連れていってもらった)


お店には、いくつか本のサンプルがあったので、読ませてもらい、そして納得。
著者の自由奔放な精神がそのまま反映されたようなお店だなぁ、と。
ラフでのんびりとした、たまり場的な雰囲気は、はまる人にはたまらないと思います。
食べ物は美味しいし、店員さんもとってもフレンドリー。

FRE≡ FACTORY リンゴとローズヒップティ

FRE≡ FACTORY シーザーサラダ

個人的に驚いたのが、スタッフの女の子が同じ大学の人だったこと。
ちなみに、その日は芸術祭最終日。
大多数の学生が飲んだくれる最終日の打ち上げに参加しなかった3人が、偶然出会ったのです!
(すごい確率だよね?!
え?そうでもない?)

スタイリッシュで可愛い彼女は、その彼女の印章通りの可愛くて、けれど幅のあるイラストを描く方でした。
こういう出会いって嬉しい!


そうそう。
展示されていた写真
世界各地を旅した須田さんが現地の人々を収めた作品でしたが、世界中で人々が確かに生きている、ということを感じられる素敵な写真ばかり。
なによりお店とピッタリ呼吸があっていて、心地いい空間になっていました。

FRE≡ FACTORY

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2,3坪の動物園

Doubutu_1

今日は、銀座 月光荘画材店・画室1にて開催中の
『2,3坪の動物園』
という友人の個展に行ってまいりました。

とても柔らかい色彩とキレのいい形で、動物達が生き生きと描かれています。
この作品の凄い所は、すべて切り絵で表現されていること!!
フラミンゴ・ペンギン・像・ワニ・蓮
すべて切り絵で、美しく繊細に愛らしく描かれています。

日本画学部時代の友人ですが、今は水彩で活動中。
画材と彼女の表現がピッタリ合っていて、開花した絵が見ごたえ抜群でした。


私が好きだー!と思った作品

「マイ フレンド」 
水に半分つかったワニの鼻先に蝶々が止まっている絵。
ワニの目の黄色が、トパーズのような輝きでとても印象的。

「木のぼり」
シラカバ(?)のような木の幹をアリが登っている絵。
紙の余白を綺麗に活かして配置された木の模様が、とても心地よい絵。

「とべる、とべる」
エイ?の腹側の絵(笑)
あの“顔”みたいに見えるユニークなエイの腹が、愛嬌イッパイ!


17日までの開催。
もう日がないけれど、銀座にいかれた際はぜひ2,3坪の動物達を見てきてください。
優しい楽しさが溢れています。


『2,3坪の動物園』
2006.9.11~17 ( 11:00~19:00 最終日は~16:00)
月光荘画材店・画室1

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アルベルト・ジャコメッティ展

7月4日に見てきた展示の感想を、今更ようやく書きました。


 アルベルト・ジャコメッティ 
 ― 矢内原 伊作とともに  

ジャコメッティの作品は、細くて長い人物彫刻が印象的です。
今回の展示は、その彫刻に辿りつくまでの流れや、元となる彼の考え、デッサンを、たっぷり堪能できるものでした。

“見えるものを見えるとおりに表す”

これは、究極のテーマですね。
自分が見ている対象の姿。
そのカタチをよく見て、追い求めて、描いて描いて、探り、またじっと見て描く。


ジャコメッティが描いた人物の肖像を見ていると、目がキュッとなります。
同時に胸がギューっと締め付けられます。
酸素をうまく取り込めなくなったような息苦しさ。
真実の姿を求めすぎて、自分も対象も削っていってしまうような、つらい痛みがあります。

指でなでて細かい凹凸を確かめるように、何度も塗り、何度も線を引く。
その結果、逆に余分な物が一切省かれた、カタチの芯を辿った絵になる。

一見、黒く塗りつぶされただけのような絵に入っている線の一本一本、色面の1つ1つに、物凄く共感できました。
この域に達していようといまいと、一度でもモノのカタチを追ったことがある人は、あの線があのように引かれていることに、とても納得がいくのではないでしょうか。
実際、私がギュッとした気分でそうしたことを考えている時に、一緒に観に行った友人も
「引かれている線に、とても納得がいくというか…すごく理解ると思わない?」
と聞いてきてくれました。
それに対して、私はただうなずくばかりでしたよ。


“見る”ということに対するジャコメッティの厳しい姿勢の中に、入りこんでしうような展示でした。
正直、“癒しー”とか“きれーい”とか、そういった展示ではないです。
緊張します。
けれど、“見る”ことに引き込まれ、1人の作家にどっぷり浸かれます。
また、これらの絵を見ることで、ジャコメッティの彫刻への理解も深まりました。

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若冲と江戸絵画展

ジャコメッティの感想がのびのびになっています…。
やはり時がたってしまうと、その時の感動がウダウダ…(汗)

ということで、新鮮なうちにまずこちら!
昨日、家族と観てまいりました。

『プライスコレクション 若冲と江戸絵画』

しかし、まず良し悪し抜きにして突っ込みます。
若冲少ない!(笑)
まぁ、若冲以外の作品の質も、とても高いから全然問題ないんですけれどね。
これで若冲展と謳うのはいかがなものかなー、と思いますよ?(笑)
(いつかの『フェルメールとレンブラント展』の時よりはましか。)
若冲だらけだと思って足を運ばれると、ガッカリしてしまうことになるかもしれません。
作品数のバランス的には、『鈴木其一と江戸絵画オールスター』展とか言った方がイメージ近いです。

さて、まず若冲さん。
やはり、この方の作品は“鳥”、特に“鶏”がイイですね!
かつて私は、若冲さんが描いた鶏を観て彼に惚れたのでした。


おそらく、この展示の目玉
図録番号49 【紫陽花双鶏図】

鮮やかでキリリとした画面。
リアルで精緻な描写…かと思いきや、後からイヤホンガイドで説明を聞いてみると色々な演出や“嘘”がありました。
例えば紫陽花。
丸くない。球体を感じない。
言われてみれば確かに不自然なほど平面的で、タイトルを見るまで紫陽花だとすら思っていなかったです。
でも、そうあることに違和感がないのです。
深くて渋い青の色と形が、画面を華やかに飾ってます。

他にも、鶏の造形に演出を加えている模様。
これだけ綺麗で厳しい、近寄りがたい鶏が他にいるでしょうか。
能や舞楽の舞を観ているような、抑えた静かな侵しがたい力を感じます。
たかか鶏、されど鶏。
生きているものの力強さを、何百年も生かし続ける若冲の力。

余談ですが。
最近、あちらこちらで色~んな特集がくまれていて、若冲という人がどういう人なのか詳しく知りましたが、ヒッキーだったようですね。(笑)
旦那さんの道楽も、極めれば神の領域に到達しちゃうのだから凄い。
余談終了。

墨の若冲作品。
図録番号51 【花鳥人物図屏風】
図録番号53 【鶏図】


↑この作品は墨のみで描かれています。
実は、これらに描かれている鶏が、彩色された鶏より気になってしまいました。
濃墨で描かれた跳ね上がる尾が、輝いて見えます。
鳥のしなやかな背のライン、尾の付け根でくっと力を溜め、その力が尾の速い動きでスッと抜ける。
うぉーーーー。んだよ、もー。
そして、これだけ物凄く格好良い中に、何故か、鶏の顔を真正面から大福のように描いているモノもあったりするのが、またイイです。



図録番号52 【鶴図屏風】


六曲一双の屏風1枚1枚に、鶴が墨のみで描かれています。
尾が濃墨で鮮やかに描かれているので、淡く描かれた鶴の白くて柔らかい身体との対比が、とても綺麗です。
寒い空気と、生き物の体温を感じます。

そして捉えている動作が、またもや面白い。
寝ているのか、首をすっぽり身体に埋めているせいで、頭しか見えていない鶴とか。
もう顔すら見えてなくて、むしろ雪見大福と言うべきものから足が生えていて、それでかろうじて鶴だと分かるものとか(笑)。
餌をとる瞬間なのか、飛び立った瞬間なのか、不覚にも物凄く格好悪い所を撮られちゃって、「あ!もっとキメてる時にとってよ」とか言ってそうな鶴とか。

物凄い間抜けなのに、妙にビシッと決まっています。
でも“生き物”って、こういう愛嬌のある、…というか格好なんて考えない動きをするものですよね。
やりたいように、食べて生きて繋いでいくために生きているだけ。
生き生きとした鶴の声が聞こえてきそうな作品でした。



他の若冲作品
もう1つの目玉作品でしょう。
図録番号50 【鳥獣花木図屏風】

宇多田ヒカルさんがプロモで用いた作品として、すっかり有名な絵ですね。
生を観た感想は、「若冲は変態だ」の一言。(褒めてます)
びっしりと、とてつもなく大きな画面に余す所無くマス目が描かれています。
変態だ。
あんな細かいものを、何百年も前の旦那さんが1人でネチネチ仕上げていったのかと想像すると…。
変態だ(笑)。
楽しかったのだろうな、と思います。
思いついてしまったアイディアを、コツコツ積み上げていく作業。
徐々に形になっていく過程を見つめて、ワクワクしていたのでしょう。
もう、まごうことなき変態ですね。
愛すべき変態です。大好きです。

私は、左隻の1番右端の下にいるアヒル(?)が特に好きです。
真正面を向いていて間抜けで可愛くて、つぶらな瞳に笑いえます。
白像の美しさは言わずもがな。


若冲さんの作品はこの他にも数点あり、どれもこれも見ごたえ十分でした。



さてと、随分長くなってしまいました。
さすがに気力が尽きてきたので、その他の作品感想は、また別記事にてUPしたいと思います。
(が、あくまで予定です。会期中に間に合うのかコレ)

鈴木其一、丸山応挙、酒井抱一、長沢芦雪、森狙仙、歌川国定…等など。
そうそうたる面子です。
照明の色や光の角度が、朝から昼、夕方、夜と移ろうように演出されていたりなど、当時電気の無い室内で、窓から入る自然光や蝋燭の光にのみ照らされていたであろう状態を想像できて、とても楽しく鑑賞できました。

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インゴ・マウラー展

えー、ちょっとジャコメッティ展の感想をお休みして…

現在、東京オペラシティアートギャラリーで開催中の
『 インゴ・マウラー展 』の感想いってみます。

インゴ・マウラーという方を私は知らなかったのですが、光の魔術師というという歌い文句に魅かれたのと、Pen(雑誌)に紹介されていた《 ツェッツル 》という作品の写真がとても綺麗だったので、昨日観てまいりました。

えー、観る前の予想と観た後の感想のギャップがある展示会でした。
観る前は、もっとインスタレーションのような、空間ごと演出した“光”が主体の作品展なのかと思っていましたが、実際に観て、どうやら“照明器具”が主体の展示会なのだと分かりました。
端的に言うと、照明器具をメインに仕事をしているプロダクトデザイナーの作品展、でしょうかね?
けれど、機能だけを求めてデザインされた照明器具ではなく、そこに芸術性を盛り込んでデザインしているのが伺えました。

展示作品は、実際に使用するためにデザインされたものと、そうではなさそうな物の2パターンがありました。
実際に使用したもの(使用するもの)で、印象的だったのは…

G1-L 【 シンフォニア・シレンツィオーザ 】 インスタレーション

ミヤケ・イッセイの1999-2000年の秋冬コレクション(ファッションショー)に使われた照明。
壁から壁へ張ったワイヤーのような紐に、四角やひし形などの紙(?)をわずかな感覚をあけて、いくつも並べた作品。
光を当てると、紙の影が並んでいる違う紙に写り、綺麗な色面を作っていました。
また光を当てる角度によって、その影が変わるのが面白いです。

その他は、地下鉄駅の照明や、和室に合いそうな和紙の照明などが面白かったかな。


(おそらく)使用目的ではないもので、よく覚えているのは…

G2-E 【 スウィンギング・パルブ 】 インスタレーション

2m~3m四方の小部屋のような白いボックスがあり、その内側を覗くタイプの作品です。
小部屋の壁からは、部屋と同じ色をした白の細い棒が突き出ていて、天井からは明かりのついた電球が吊るされています。
そして、その電球は振り子のように揺れていて、明かりに映し出された棒の淡い影が、電球の揺れにあわせてユラユラと動いていました。
その様子がなかなか素敵です。
インゴ・マウラー自信のメモに、「影のダンスだ!」という言葉が残されているそうですが、確かにそんなイメージを感じる作品でした。

G2-F 【 タブロー・シノワ 】 インスタレーション 
生きた金魚と透明の変なカタチをした板が浮いている大きな四角い水槽に、青色の(多分何か特別な波長なのかな?の)光をあてて反射した動きのある影を、白い幕に写して見せる作品。
後でパンフレットを呼んで分かったのですが、フランス語で“中国風絵画”という意味があるらしいタイトル。
なるほど。
確かに、水墨画を思わせるような作品でした。

他は…、
割った皿、陶器の大黒さま(かな?)や、おはし、ナイフ、フォークを寄せ集めて作ってある照明。
(照明器具に攻撃されそうな作品でした(笑))
鏡か何かで蝋燭が何本もあるように見せ、揺れる火が延々続いていく作品。
(伏見稲荷にあったら、ホラー映画が一本とれる)

などが、なかなか面白かったです。

少し残念なのは、作品の見せ方でしょうか。
広い空間にゆとりを持って展示されていましたが、水槽の作品など、もっと空間を区切って人がそこに入り込めるようにしたりした方が、もっと作品世界に入り込めそうだったのに…と思います。
個人的には、音響などがあっても良いような気もしました。

土曜の昼過ぎに行ったのに人も少なくて、のんびりできました。
オペラシティは綺麗な建物でゆっくりできますし、人ごみに疲れることもないので、ちょっと気分転換にオススメな展示です。

光の魔術師 インゴ・マウラー展
東京オペラシティアートギャラリー
2006年7月8日~9月18日

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からくり人形師展

からくり人形師「玉屋庄兵衛の世界展」

6月14日(水)~26日(月)
午前10時~午後8時
(最終日は午後6時まで。入場は閉場の30分前まで)
日本橋高島屋8階ホール

行ってまいりました。
からくり人形と、それが動いている映像の同時展示。
モノが大きいので見やすかったです。
しかし、からくり人形の動きっていうのは怖いなー(笑)
文楽とは、随分違いますね。
“かくかく がたがた” してるのは、いいんだけど
首をもげそうなほどブンブン振って太鼓叩いていたり、
貞子のように、頭と両手をブランと下げて、左右に高速移動とか(笑)
ギャ~。となりました。憑いてる?!

さて。
この展示の私的オススメは、7代目 玉屋庄兵衛さんの作品。
大きな【 カマキリ 】のからくり人形です。
からくりのカクカクした動きが、カマの動きにピッタリ合っていました。
でも、羽の動きだけはとても滑らかなのです。
凄いキレイ。
羽をはばたかせている映像が、可愛いったらありゃしなかったです。

他には、九代目の作品 【 弓曳(ゆみひき)童子 】
弓を手にする → 本当に打つ → 的に当たる
すごっっ…!!

あとは、愛・地球博に出展されたからくり人形もありましたよ。
支え棒や、糸がまったく見えず、独立して動いているように見える“離れからくり”という技を使って動かしているようなのですが、その技の解説がないので、どうして動いているのか本当に謎のまま分かりませんでした(笑)。
これ以外にも、“離れからくり”という技で動く人形は展示されていたのですが、技の説明は一切無し。
内緒なのでしょうかね?
この人形は舞台も設置されていて、15時までな実演もしているようです。
(行ったのが遅かったので、私は見れませんでした)

しかし、からくり人形は、動くことでその魅力を最大に発揮する物ですから、展示されているだけだと、どうしても魅力半減ですね。
実際に動いているところを撮った映像はショボいので(笑)、微妙~です。
(特に2代目の人形の映像は、よもや8ミリビデオ?)
まぁ、ある意味、面白かったですけど。

からくり人形は、動いてなんぼ。
ぜひ、実演されている時に行かれるのがよろしいかと思います。

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さぁ行こう…!!

『アルベルト・ジャコメッティ』展

さぁ行こう。
どころじゃありません!行きたーーーーい!のです。

この人の、
必死に、必死に追い求めるがゆえに
人体の肉と同時に、魂までをも削ぎ落としてしまったような絵や彫刻……。
初めて見たときは、どこかが痛くなったな。

日時:2006年6月3日(土)-7月30日(日)
場所:神奈川県立近代美術館 葉山

日時:2006年10月10日(火)-12月3日(日)
場所:川村記念美術館
(ちなみに今は、「パウル・クレー展」開催中らしい。コレも行きたいなぁ…。おおう。)

その他会期
2006年8月8日(火)-10月1日(日)・兵庫県立美術館
(これはさすがに無理か…笑)

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『燕子花図と藤花図』展

燕子花図と藤花図』展
根津美術館、長期休館前の最終展示ということで、見て参りました。

どれもこれも、超度級の有名作品ですので、
今更何をや言わんや、なのですが。
敢えて一言いうならば、
「憎たらしいほど巧かった」 です。

おこがましいのは、百も承知ですよ。
だけど、あの素晴らしさに感動だけではなく、
悔しさを感じてしまいます。

さて、軽く感想です。

【燕子花図屏風】
尾形光琳筆 六曲一双

ずーっと前に、『俵屋宗達展』を上野かどこかで見た時、
初めて「燕子花図」を生で見た(気がする)のすが、
あの時よりも、その凄さが骨身に染みて分かりました。
花も茎もベタ塗り。
ほんのちょっとした色の違いだけで、
よくもまあ…あれだけ群れた花を描ききれるものです。

そして
【藤花図】
丸山応挙 六曲一双

今日、一番目が離せなかった作品でした。
藤の花は、もちろん綺麗なのですが、それよりも幹!
薄い墨で、ビシッと一筆描き!(多分)
そこに、濃い墨が気がつかないほど効果的に入っていて、惚れます。
ヒュルヒュルっと伸びた細いツル枝が、とにかく気持ち良い。
なんて、粋な線なのでしょう。
六曲一双の左右に、それぞれ描かれた藤。
その間の、何もない空間が、静かで上品で厳しくて色っぽい。
凄すぎて、無性に悔しいです…。

金箔の屏風絵は、
余白の“間”に緊張感漂っているものが好きなので、
今回の展示は全部最高でした。

【夏草図】
尾形光琳 二曲一双
【夏秋山水図】
鈴木基一 六曲一双

↑これらも、よろしかったです。

ただ、物凄く残念だったのは
【烏図】 六曲一双
を、一日違いで見れなかったこと!!
無料配布のチラシに載っている写真を見て、思わず叫びました。
見たかった…!
金地に黒のみでカラスの群れ……。
何だこれ。何だこれ。

母曰く、例の『俵屋宗達展』で見ているらしいのですが、記憶にない!
どうして美術館のホームページで、
もっと大々的にアピールしてくれなかったのでしょう!
本当に残念でした。

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からっぽで忙しくて

今日のバイト、あまりの無能っぷりに、我ながらクラクラしました。
何で、たかだかあれしきのことに1日費やしてしまったんだろう……。
自分でも不思議です。
いや、でも普通にやっていたんだけどな…??
紙を切るって、結構手間ですね…ってこと?

そんなバイトでの動揺を残しつつ、それはさておき、以前紹介した『三月茶会展』に行って参りました。

雰囲気のある画材屋さんの奥。
そこに、ひっそりと可愛い方が座ってらっしゃいます。(笑)
詳しく聞いたところによると、絵本の教室で一緒だったメンバー4人による合同展のよう。
だからでしょうかね。
展示空間は、“不思議の国のアリス”のように、かわいくて綺麗なのに、ちょっとオドロっとした森の中にいるみたいな空気でした。
(褒めてます!)

一般的に絵画と呼ばれるものと、イラストと呼ばれるもの。
その境界線が、私には分からないのですが、その中間にあるような感じかなぁ…。
超絶うまい挿絵と言った方が、イメージ近いかしら。
作家の世界にある物語の挿絵を、作家自身が描いたような。

何せ、胸キュンなものから厳かなものまで、普段あまり見れない絵が小さい空間に凝縮されていて、とても楽しゅうございました!

あぁ。
もう、本っっ当に、絵を描きたくなってきた。
凄く久しぶりに、前向きな気持ちで描きたくなってたー。
でも、あんまり気持ちがポジティブだと空回るかなぁ?
(↑ネガティブ依存症)060322_1819.jpg

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三月茶会展

『 三月茶会展 』

去年の8月、美術館チケット販売バイトでお知り合いになった、可愛らしくも素敵に腹黒な(笑)女性から、4人展の案内が届きましたー。
ワー、パチパチ。

私は、彼女の描く絵に登場する人物の輪郭線が、非常に好きです。(マニアック)
ああいう線いいなぁ~。いいなぁ~。
絵も、バッチリ!世界観が形成されていて、お好きな方には相当ツボに入るのではないかな?
ノスタルジーでセピアな感じ。
生気の無い、綺麗で不思議なお人形さんのような女性。
私のイメージでは、そんな絵です。
20日から26日まで開催されているようなので、もし良ろしければ皆さんも足をお運びください。

【 月光荘画材店 画質1 】
中央区銀座7-2-8 画材店奥
℡ 03-3572-5605
(地図の丸1が会場のようです)

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箱根ラリック美術館2

かつて、パリを走っていたオリエント急行の車内で、贅沢ティータイム。

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ラリックが手掛けた内装が、そのままの状態で残っている車内を見学しつつ、素敵なイスに座って、アプリコットケーキとコーヒーをいただきました。
こんな贅沢、スポンサー(ババ様、トト様、カカ様)がいなければ出来ません。
その後は、美味しいご飯と暖かい温泉につかり、皆で早寝です。

しかし、家族全員で旅行なんて…。
何年ぶりかしら。

〇タ〇アに行けなくたって、全然楽しい毎日だわ。にっこり。
(↑いい加減しつこいから、止めましょう。…と、自分突っ込み)

[ 箱根ラリック美術館 ]

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箱根ラリック美術館1

実は、ただいま箱根に家族旅行で来ております。
それでは、昼に見てきた、箱根ラリック美術館の感想です。

ルネ・ラリックはアール・ヌーヴォー、アール・デコを代表するフランスの装飾美術工芸家…だそうです。
宝飾作家、ガラス工芸家、建築装飾家と多彩な方面で活躍したラリックの作品達。

ガラスの繊細な色や形を表現するのが、とても上手な作家さんだという印象を強く受けました。
水彩で淡く彩色したスケッチを、そのまま再現したような、微妙に変化する色合いが大変美しかったです。

例えば
図録No.1-1 ブローチ              「カトレア」
   No.1-7 髪飾り          「麦の穂と蜂」
   No.3-2 ペンダントブローチ「冬景色」
   No.3-5 チョーカー            「果実」
   No.3-6 櫛           「さくらんぼ」
これらが、私のお気に入り。
特に、「果実」や「さくらんぼ」などの“実”の繊細な色合いが、凄く好きです。
どちらの作品も、日本の芸術洋式にとても影響を受けていて、シルエット的、線描的な部分にそこだけポッと色が灯っているのが良いですねぇ。

その他は、
No.3-11 花器「ベリー」
は、ベリーの茎や実が墨で描いたように、球体の花器の表面に勢い良く表されている感じが、
No.3-14 花器「マーガレット」
は、白い画用紙に鉛筆で引いたような花びらの線が、それぞれ面白かったです。

そして、アール・ヌーヴォー、アール・デコのガラス工芸品といえば、香水瓶。
No.8-10 香水瓶「香水A(または香水N)」
は、デコらしくシンプルで甘さ控え目の瓶。
四角いフォルムに、白と黒の2色のみ。
装飾は大きな鱗模様。
こういう瓶を、鏡の前に飾ってみたいと思ってしまいました。

最後に、写真に写っている車。

060311_1354.jpg

真正面から撮ってしまったせいで見えにくいけれど、ラジエイターキャップに、ガラスで作られた「トンボ」の飾りが付いています。
昔のお金持ちにとって、ラジエイターにこういう飾りを付けることが、ステータスだったよう。
1920年代の車と、カーマスコットの「トンボ」(No.10-14)。
良い組み合わせです。
乗り回してみたい!
けど、その前に免許取らなきゃだ!

→も少し続く

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雛祭り〜虎屋の雛人形と雛道具〜

雛祭り 〜虎屋の雛人形と雛道具〜』展
根津美術館
(会期2月18日〜4月9日)

今日は、↑コレに行ってきました。

羊羹で有名な老舗・虎屋さんの14代当主が、愛娘の為に調えた雛人形と雛道具約300点を一同に展示。
だから、出入口で虎屋のお菓子が販売されています。
これも一種のタイアップか抱き込みでしょうか?(笑)
新手ですね。

さてさて、展示品はどうであったか。
寸法は可愛らしい手のひらサイズながら、その出来栄えは目を見張るほど素晴らしいの一言。
そして今回私は、人形の方より、道具類の精巧さに目がいきました。

特に、
〈水晶製兎〉(えんどうまめを、ちょっと囓っちゃった位)や、
色々な盆栽(金銀、珊瑚などで作られている)がおかれた〈植木台〉、
〈遊びの道具〉である硯箱や十種香など(グ〇コのキャラメルの4分の1くらい)が納められる収納棚に感動…。
だって、茶柱大の筆が、シャーペンの消しゴム大の筆立てに立っているんですよ!
(例えがわかりにくい)

和製リ〇ちゃんハウスやシル〇ニアハウスだわっ…。

この展示は、言葉でどうこう言えるタイプではない気がします。(どの展示もそうですけど)

とにかく、茶柱やえんどうまめ、米粒大の道具&遊具が納められた、キャラメル4分の1大の箱。
さらに、それらがしまわれる引きだしや引き戸が付いた、収納棚。
そのすべてに、緻密な蒔絵や螺鈿が施されています。
中には、寄せ木細工の重箱とかもありましたね!

見ていて楽しくなれる展示。
幼い頃、ドキドキしながら雛飾りをしていたことを思い出します。
ちなみに、雛飾りは徳川幕府に贅沢品と位置付けられ、寸法から何まで細かく取り決めがあったそうです。
その為に、こういったリ〇ちゃんハウスサイズになったようですね。
しかし、制限を設けられてなを、それをバネに素晴らしいモノを作ってしまう職人は凄い。
そういうモノを考えて作らせた商人も凄い。(笑)

根津美術館は表参道駅近くにある、こじんまりとした美術館です。
表参道という土地にあるとは思えないほど、静かでゆったりとしています。
この雰囲気は、畠山美術館・山種美術館・松濤(漢字が怪しい)美術館に近いものがありますね。
規模的には、改装中の仮山種美術館の倍くらい。
半分が企画展、残り半分が常設展、という感じです。

その常設展が何気に凄い!!

中国の仏教美術や古代青銅美術が、特にビックリさせられました。
ごくごく普通ぅ〜に、殷周時代の青銅器が置かれています。
あまりにも普通に置かれすぎていて勘違いしそうになりますが、紀元前モノですよっ?!
その頃の日本は、せいぜい、土に縄で模様付けて喜んでるくらいでしょう。

他にも、随唐時代の仏像が、これまた有り難みもなく簡単に見れます(笑)。

とても小規模ですが、この常設展だけでも見る価値はあります。

気張らずに芸術を楽しみたい時にオススメの美術館。
今、話題の表参道ヒルズやエチカでウィンドウショッピングをしがてら、ちょっと足をのばしてみてはいかがですか?

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どえらいこった

漫画『ガラスの仮面』の劇中劇
「紅天女」が能になる!!?

片付けの片手間に、1月14日の日本経済新聞を読んでいたら、そんな仰天ニュースが。
どえぇぇ?
ちょっと調べてみました。
こちら関連サイト↓
新作能「紅天女」(日本芸術文化振興会)
紅天女 能舞台化
(原作者・美内すずえ先生の公式サイト)

あ…。本当なんだ。
衣装とか面とか、きれいですね。とか…。
妙にビックリしてしまうけれど、良いことなのかもしれません。
伝統芸能と言ったって、その時代その時代の積み重ねですもん。
み・見てみようかな…(笑)。
この動き、もしかしたら歌舞伎とかでも続くかもしれませんね。
新しい試みは、歌舞伎の方が先駆者ですし。

新しい能ができること自体は普通だと思います。
ただ、ついに能舞台にまで“原作漫画”がきたか…!と
やっぱりビックリだな、こりゃ。

そのうち、“原作インターネット”の能が出てきても不思議じゃない?

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北斎展

   [北斎展]
上野 東京国立博物館

昨日行って参りました。
あまりの凄さにクラクラしてきました。
ああ。上手すぎる。(私何様?)

美人画(若衆画)の、色っぽさが感動です。
やっぱり北斎は、色気ムンムン漂わせている絵が魅力的。

春朗期 ― 習作の時代 ―
 45「婦女風俗図」 (葛飾北斎美術館)

(左)御殿女中・長屋女房・座る娘2人
赤い唇と、同じ赤の重ねの色が、流れるような一筋の線で入ってきてドキドキします。

(右)振袖新造・女郎・立膝の町家女房・後ろ向きに座る女郎 
一番手前の、しなりとくつろいで座っている女性の後ろ姿が、たまらなく色っぽいです。
少し俯いた、そのうなじが…!耳の裏からほうの辺りの柔らかさが…!
着崩している着物の流れ具合とか、凄いです。
どうしよう。

宗理期 ― 宗理様式の展開 ―
 138「娘図」 (個人蔵)
 147「人を待つ美人図」 (個人蔵)
 161「ほととぎす聞く遊女図」 (墨田区)
 166「化粧美人図」 (MOA美術館)

ざっくりと、一瞬の情景を捉えたような絵。
地肌が透けるくらいに薄い彩色や、かすれた筆跡。
北斎の美人画はしっかりと彩色されたモノ以外、あまり見たことが無かったので、とても新鮮でした。
ザックリいっているところと、繊細な横顔や結い上げている髪の表現の対比が、また美しいー。

寝そっべていたり、寄りかかっていたり、鏡を覗き込んでいたりと、気張っていない柔らかな娘達が、とても自然で生きているようです。
しかも、ただ柔らかいだけでは無い。(当り前だけど)
柔らかい体の中に、しっかり骨を感じるというか…。

うーんと。
例えば今のアニメーションやイラストって、凄いじゃないですか。
でも私は、あの動きをしている形の中に、骨を感じないんですよね。
それが良い悪いじゃなくて。
(骨の無い体を描く、ってのを目的にしているのなら、なおさらOKだし)

上手くいえないけど、凄く憧れます。
ああいうの。
というか、それを目指して人スケッチしているんだけどなぁ~…。
(遠い目)

葛飾北斎期 ― 読本挿絵への傾注 ―
 213「春秋美人図」 (出光美術館)

2幅の掛け軸に、武家と町家の娘を一人ずつ描いています。
武家の娘は髪に春の花を挿していて、
町家の娘は薄物の着物を羽織って、鈴虫の籠を持っています。
ところで、お二方とも着物はだけすぎです!
特にお武家さんの娘さん。まずいって。(笑)

北斎は薄くて透けるものを描くのも、すんげー上手なんだなぁ、と馬鹿な感想を抱きました。
濁ってないの。本当に透けてるの。
はぁー。

為一期 ― 錦絵の時代 ―
 263「瓦屋
 264「軽業

縦に細長い構図です。
「軽業」なんて、そのまま手ぬぐいにしたい。

「瓦屋」が、二人一組でポーンと瓦を投げている瞬間。
昔って写真無いんですよ…。
すごいなぁ。すごい観察眼。

 379「遊亀

池の中で、亀がスイヨスイヨと泳いでおります。
波紋で歪む池の中の景色と、クリアな部分が…。
キレイ。本当にキレイ。

 434「巌頭の鵜図」

鵜。のクイっと曲がった首と、くちばしの裏側が素敵。

為一期には、有名な「富岳三十六景」とか「百物語」も描かれています。

画狂老人卍期  ― 最晩年 ―
 471「西瓜図

画狂老人って言葉がいいよね~。
狂ってるんだろな。

で。スイカ!
ホンットーに凄いです。
しゅるしゅると透けるほど薄く剥いた皮。
スイカの切れ口が乾かないようにか、薄紙一枚かぶせているのですが、その透けた切り口が!
ちょっとだけ覗いている、紙のかかっていない真っ赤な切れ口と、白い紙から透けた赤が、もうたまりません。
図録だとくすんでしまっているので(悲しい)、これだけは、ぜひ本物を見てもらいたい一枚でした。

以上。「北斎展」感想終わり(長っ!)

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花降ってた

『花降る』展

今日が最終日で本人もいるので、行ってきました。

何だろう。
シビアで甘くてアンニュイな空間でした。
作品タイトルもいいんだな。

「花咲く」「花まく」
「花降る」(写真手前)
「はなばな」(写真奥)
「ばら」(写真奥左)
「きく」

良いのう!

2時間くらい、お邪魔して、
おしゃべりしてました。

頑張ってますね。
皆、それぞれ大変ですね。
生きていくのは大変だ。

私もこの2ヶ月、良くやったと思ってるけど、
結局はそれを
ずっ〜…とやり続けるのが、
生きていくってことなんですよね。

分かってます。
いや…。
実感をともなってないから、
分かった気でいます、ですな。

せめて、
楽に、面白く生きてやろうと思っとります。
自ら苦しむようなことはしません。
どうせ何したって、何らかの苦痛を伴うのだから、
ならば努めて楽に生きてやります。

大変なのが笑える人でありたい。051015_1311.jpg

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素敵展示

リンク: ばらんす.

同じ日本画の友人とふたりで、大作を中心とした展示です。一番大きいのは幅4メートルくらい。(当たり前だけど)全力で描きました。今年最後の展示になると思います!

ふたり展 「DreamerとBeliever

という素敵展示が渋谷であります。詳しくは↓

2005.10.9(日)〜15(土)  11:00〜23:00
(初日は14:00〜、最終日は20:00まで)
Gallery Conceal
〒153−0043東京都渋谷区道玄坂1−11−3富士商事ビル4F
tel/Fax 03−3463−0720

日本画の友達2人が素敵な作品を展示しています。
制作途中をチラッと覗いてきたのですが、
色がイイんですよー。
日本画って概念を吹っ飛ばしてくれると思います。
アクセスも最高にいいですし、お時間ありましたら、ぜひ。

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地獄に仏

捨てる神あれば 拾う神あり

とは、まさにこのことです。
どっちが良いのか分からなくて、
でも高いので、やたらに手を出せなかった“アヤツ”について、
とても分かりやすい記事を載せてくださっているサイトさんを発見しました。

本当に偶然だった。

それ以外にも、ちょっと気になっていた事とか、
実際の体験と写真付きで載っているので、
感謝感激雨あられです。
しかも画材屋さん!いわばプロ!!

良かった。
ネットサーフィンしてて良かった。

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今日は上野

院展に行っちゃたよ。
今回は留学生の友達と一緒です。
前回は予備校時代に行ったきりだから、…●年か…。時の流れは早いな。

さて、院展。
お好きな方には申し訳ないけれど、院展て…ウン…やっぱり院展でした。(何じゃそりゃ)
生きててお元気でいらっしゃても、絵がン千万で売れる超大家が、デカイ絵を二枚も出してました。
創作意欲を長年失わずに描きつづける姿勢には、素直に感動&尊敬。
1階から3階まで鑑賞しているうちに、私もまだ絵が描けるな、って気がしてきました。
取りあえず、もう1回じっくり、ちゃんと描いてみよう。
ありがとう、院展。
招待券無しじゃ、もう絶対行かないけど、辛くなったらまた行きます。
―あれ?何で、こんなに毒舌になってしまったんだ?おかしいなぁ(笑)

その後は華陽堂という中国人の方が経営するお店で、絵の具を購入。
キレイな黄緑系をたくさん買いました。
この前、赤と青系も買ったし、黒も買ったし、セールのウエマツで和紙も買ったし、準備万端!
やるぞー。来週、月曜日休みだから2日しか行けないけど(泣)、超描くぞー!

最後に
『鉢の木』という、しゃぶしゃぶ屋さんのランチは800円から美味しいしゃぶしゃぶが食べれるので、オススメです。
『みはし』のあんみつも、アンコと黒蜜が美味しいので、展示見て疲れたあとの休憩にオススメです。

今日どこに行ったかが、よっく分かるオススメ情報でした。
食べてばっかじゃんー。

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続き―古代エジプト展

・これがオススメ!目玉編

『ジェドホルの石棺の蓋(8)』
これは素直に圧巻です。
でかい。そして、天空の女神がいる。
もともとが黒い石なのか、私には分からないのですが、黒の石に浮き彫りをして刻んだ女神は、淡く、でも輝くように白く浮き上がってます。
すごく静かな空間。古代人の願いの結晶ですね…。

・これがオススメ!人物編

 農耕作業場面の模型(92)            バア鳥形の護符(149)
 ロータス(蓮)の花摘みの場面が描かれた化粧用スプーン(96)
 リュートを奏でる女性が描かれた化粧用スプーン(97)

『農耕~』は、ちょっと笑えます。
福笑いに失敗したみたいに目玉が寄った顔がウケルー。人物の前を歩いている牛2頭も愉快なフォルムです。
でも、これにはこれで庶民のリアルがあります。

『バア』は鳥か人か(神様だから)。いや、人面鳥だ!(神鳥だから)
マジメな話、翼の羽の一枚一枚に石がはめ込まれいて、とても綺麗です。なのに、高さ2.5cm、幅5.95cm、厚み0.5cmの小ささ!感動。

『化粧用スプーン』×2
これも高さ18cm、幅5cmの小さい風景画。
こんなに素敵なスプーンで、化粧していたんだなぁ。
特に『蓮』のスプーンは、描かれている女性の動き、蓮の茎がその手に束ねられているラインがとてもイイ。
どこまでも続く沼地が、18cmの世界から広がります。

さて、長々と紹介してきました『これがオススメ!』。
実物はこんな馬鹿な内容じゃ表せないほど、目が釘付けになります。(当り前)

9月になり、展示期間が終わりに近づくと、ものっそい混み合うそうなので、8月中の方が、同じ混むでも比較的、観覧しやすいのかなー。特に平日の午前中は狙い目な気がします。

大変だけど、何か展覧会に行ったら、こうやってまとめておこうかしら。
感動は残るんだけど、いつも何に感動したのか忘れちゃうんだよー。記憶力無さすぎ。
なもんで、感動を残すため本のリストと展覧会のリストを追加。(マニアックなのが増えていったら嫌だなぁ。)

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古代エジプト展

念のため。回し者じゃぁありません。(笑)

さてさて、連日満員御礼の古代エジプト展。
今日もせっせとチケットを渡していましたが、渡すだけではありません。私もしっかり観ております。
だって好きなのよ~!“古代何たら”と付くものは、世界全国のきなみ好きなのよう~!!
そりゃぁ、真っ先に観るがな。

そこで、『これがオススメ!古代エジプト展!!』いってみよう~

・これがオススメ!動物編

 ヒヒの像=トト神(3)                          神々の小像(111)
 ネコの姿をとるパステト女神像(124)    イヌの像頭部(125)
 パディアセトの棺の底板(127)          ハゲワシの小像(126)
 カバの小像(130)

絞りに絞って、これだけありました。(絞れてねー…)
今回の展覧会、目玉は後述する「ジェドホルの石棺の蓋」だとは(個人的に)思いますが、もう一つの隠れた目玉は、絶対に動物像たちだと思いますっ!もはや愛しい!!

『ヒヒの像=トト神』は、この像以外にも、隠れキャラ的にたくさんいました。
が、やはりこのコですかね。神様なのに愛嬌がある。でも、深い眼差し。
しずかに「ヤレヤレ」って感じで、こちらを眺めています。

『ネコ~』は、実は以前ルーブルに実際行った時に、なんと遭遇していたコでした!
この像と友達を並ばせて、写真を撮ったのを覚えています。
あの時にも一瞬で目を惹かれましたが、ピンと背筋を伸ばして緊張感のある神像なのに、ネコの柔らかい丸みを帯びたフォルムが、その緊張感に自然になじんでいて……もう、あとは実物を見てください。(負けた)
いやぁ、でも、こんな所で再開するなんて驚いたなぁ。

『カバ』そしてこいつは、もうこの展覧会におけるマスコットですね。丸い~。
もちろん可愛いだけではありません。ちょこっと持ち上げている足が、今まさに動き出す寸前というリアルさ。
これは、全部の彫刻に言えることだけれど、単純な写実のリアルとはまた違った、より真に迫った“現実”です。
はぁぁ。こんな絵を描きたい~…。

『ハゲワシ』も同じ。とにかく出てきている形が素晴らしい。こぅ、ククッと力の入った羽の付け根部分とか、たまりませんなぁ。

『神々の小像』『イヌの頭部』『パディアセト』は個人的に大ヒット。何、あの愛くるしい神々!イヌは耳立ってるー!パディの棺に描かれている牛。こいつはっ…ハ・ハイジの世界?!こんな所に世界名作劇場が…!!

以上。動物編ダイジェストでした。
んで、好きがこうじすぎて、やたらと長くなってしまったので1回アップします。続きが上に表示されるという、確実にナンセンスな事態が発生します。

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