書籍・雑誌

あさぼらけ

ああ、ついやっちまいました。
徹夜で本一冊読んじゃったよ……(自己嫌悪)

柳美里さんの『魂』

ある意味、物凄く力強い本だけど、徹夜して読むほどのものだったのだろうか・・・・・

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ちなみに “泣かせます”嫌悪症

引きずってるみたいで、朝の続きですね。

ちなみに、私は
“泣かせます”“感動させます”
が謳い文句の物は、
もう、それだけで映画も本も音楽も
見る気がしなくなる。

何をそんなに泣きたいのか、
何でそんなに感動を求めるのか、
訳が分からない。

しかもハナっから、そうさせるために仕立てあげられた物に、
同じように踊らされることは、気味が悪い。

いい作品なのかもしれないけれど、
見る前から嫌になってしまう。

というか、本当に泣けるほど良い作品に、そんな言葉はいらないと思う。
んなこと言われなくたって、
むしろ絶対泣くなと言われても、泣けてしまうから。

現実世界では、泣くほど気持ちを動かされることが無いのかな?
それとも
誰かと慰め合うことも出来ずに、
一人、物語の主人公に自分を重ねて涙することでしか、救われない人が多いのだろうか。

本当は皆全部分かっていて、
ただただ単純に
踊っているだけなのかもしれないけど。
がぁ。頭がリリーにやられてる!

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止まらない

半分まで読んでいた、リリー・フランキー著の
「東京タワー」
を、夜中の4時までかけて、一気読みしてしまった。

本の前半は、東京で腐っていく人々の描写や、
まさに今、私も通っている“美大にいる人間”が、後生大事に抱えている
〈温度の低い優越感〉や
〈入っただけで芸術家になったつもりでいる〉
ことへの痛烈な風刺があって、
(それはリリー自身にも、淡々と向けられているのだけど)
そんな内容が、今の自分と重なり
何だかとても、いたたまれない気分になった。

出て来る言葉は、いちいち痛いほど現実…。

読み進めるのが、たまに怖くなる。

でも、途中で読むのを止めてしまったら、
そんな自分からさえも、目を逸らしてしまうみたいで、
恐ろしかったけれど読み進めた。
そして同時に、
あわよくば、こんな自分の将来の
何らかの救いが書いてあるのじゃないか、
という下心もあった。

正直、本屋が宣伝のためにデカデカと書いた
“泣ける”
なんて聞き飽きたフレーズの感動など、求めていなかった。

同じ大学。無職での卒業。
そこにヒントを見つけ出そうと思っていたのだ。

そして後半。
約450ページもある本の、半分を泣きながら読んだ。

3ヶ月前に亡くしたばかりの
お婆ちゃんの最期の姿が重なった。

強がりながら励まして、最後は見守ることしか出来なかった自分達を思い出す。

手を握り、体をさすって呼び掛けるしかなかった。

「我儘ばかり言って悪かったわねぇ。
しばらくここで大人しくしてるよ。
ありがとうね。」
最後に意識がしっかりしていた、亡くなる3日前の言葉。

危篤になった日の夜にみた、お婆ちゃんが元気になって帰ってくる夢。

顔。

自分のお母さんの顔を、泣きながら撫でていた私のお母さん。
泣きながら見ていた私や弟や妹。
戻ってきた体。
とても淋しい気持ち。

亡くなってしまった日以来、どこか遠くに感じていた身内の死を
最後に目を開けた婆ちゃんに、抑えることが出来ずに見せてしまった涙を
やっぱり痛い痛いことだったんだと
忘れていた痛覚が戻ってくるように思い出した。

“家族の絆”とか、“泣けます”とか、
イライラすることしか書いていない帯を、捨ててしまおうかと本気で考える。

そういうことじゃない。
泣きたいから読む感動小説、なんかにしないで欲しい。

この本は、とても痛い。
この本に描かれている場面の、
どれか一つでも経験したことがある人は
もしかしたら耐えられないかもしれない。

私は、この本を人に勧められない。

受け止めるだけの、いくばくかの余裕がある人にしか安心して渡せない本だと思った。

ちなみに、私はギリギリ引きずられてしまったかもしれない。
でも、しっかり生きようと思えた。

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凡庸なのを自覚して

凡庸なのを自覚して、単純で単調なことを続ける。
いつか突き抜けるときがくる。

うろ覚えだけど、今日、都美術館の図書館で
『美術手帳  9月号』
をパラ見していたら出てきた言葉。

続けることが大事。

最近よく耳にする言葉。
それとも、努めて耳に入れようとしているのかしら(笑)

こんなことしか出来なくて、続ける意味があるのか、
っ、てしょっちゅう考え込んじゃうけど、
今までの人生でこれだけしがみついたものは無いし。
若干気力も戻ってきたことだし。
昔の作家だけでなく、食わず嫌いしていた現代作家さんたちの作品も、見にいってみよう。
自分も現代に生きているんだから、間違いなく“現代”作家のはしくれだもんなー。

そう考えると、不思議~。

関係ないけど、親父さんがパソコンゲームを音でっかく出して遊んでて、超うるせー。
8500人以上の客を相手にしてきた頭に響くっちゅーの…。
(いらいらいら)

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帰宅支援マップ

買っちゃった。

だって絶対くるもん!
東京だけこないなんて、んな都合いいことあるわけない…。
う~、でもこないでくれよ~。(どっちだ)

震災時 歩いて帰る帰宅支援マップ首都圏版

やっぱり家族のもとには帰りたいですからね。
帰った先にいないとかありそうですけど。

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気合が足りーん

昨日に引き続き、琳派の図録を読み漁りました。

尾形光琳 『流水図乱箱』 の水面がっ…!
とか
俵屋宗達 『松図襖』 の、松のド迫力がっ…!
とか
フリア美術館所蔵 『扇面貼付屏風(六曲一隻)』 は小学校くらいの時に、物凄く感動したのを覚えてるっ…!
とか色々感動していたのですが、今日一番の感動は…

『光琳鳥類写生帖』 (編集・真保 亭/ 岩崎美術出版社)

です!!
あぁぁぁぁ。当り前だけど、うますぎる~。凄すぎる~。
墨だけで…、墨だけで!あんなに生き生きとした一瞬を捉えるなんて、もぅ…。
彩色されたモノも、何か…全然負けてるな…。(←誰と比べているのだ、誰と)

分かっている事だけど、私は圧倒的に観察時間が足りてない。
また、それを言い訳に描いていない。

いっかーん。気合がなっとらんぞー。

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発見!素敵空間

1ヶ月、都美術館でバイトをしていて、今更ながらくつろぎ空間を発見しました。
といいますか、ようやく行ってみた、ってだけなんですけどね。(笑)

都美術館の図書館です。
特別、蔵書が豊富というわけではないけれど、人が少なくて静かで、キレイな図録を見ながらお昼寝してみたり…。至福です。
ここに限らず、美術館の図書館ってイイですよねっ!
近代美術館の図書館なんて、蔵書から何から最高です。

今日は、紫紅社出版の『琳派 花鳥1&2』を鑑賞。
せっかくなので、超絶ヒット作品をピックアップします。

竹青軒印 『藤袴図屏風 (六曲一双)』
何これ-!!
不勉強なので、作者も作品も知らなかったけれど、超カッコイイ…っ。
墨と緑青の線、背景の金。たったの三色!
悔しい。何で、こんな事ができるのだろう。―と、身の程知らずにも、昔の大家にジェラシー燃やしてしまいました。

鈴木其一 『四季草花図屏風 (六曲一双)』
大地の緑と、空間の金。そこに静かに流れる群青の川…。
どうしよう~。色面の美しさにドキドキする~。
一番は川の入り方とその色合い。下の隅に流れ込んでいる川が…。凄い。

何と言いますか、“琳派”って大勢の人を魅了するだけあって、カッコイイです。
崩れそうに繊細なモノも好きですよ。
けれど、大胆でダイナミックでリアルでドラマティックな、この時代の作品は、ちょっと度を越して好きです。(笑)
私なんかは特に、パキラッとした色使いとかが大好きですね。
赤と緑の入り方とか、ソワソワしてしまうほど好きです。
あと、あのカツーンと抜ける空間が、本当に心地良いですね。
自分で制作している時も、無意識に目指している気がします。(そして、いつもお先真っ暗になるほど途方に暮れています。涙)

しかし、何て擬音が多い文章…。お馬鹿丸出しですね。

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本の紹介

どれもこれも有名すぎるから、ちょっと恥ずかしい。何せ、眠気に勝てずに、なかなか本を読破できない人間だから、レパートリーが…。

でも、有名なだけあって、とってもイイです。

『博士の愛した数式』…
淡々と静かに、派手なことは何も無いのだけれど、数式の宇宙に漂っている気分になれました。
中・高と、数学なんか無くなってしまえと思いながら過ごしていた私が、この本を読んでいる時は、
「私、数学者になれるよ…」
と思えるくらい、数学の考え方や数式が好きになっていました。凄い作品だー。

『おじさんは文学通』…
いや!タイトルはアレだけど、良いですよ!
詩や漢詩の本文と、抑えた説明が、見やすく載っています。
詩を読んでみたいけど、いきなりオリジナルは読みにくい(って、私のように思ってる)人にオススメです。
新書サイズで薄くて持ち歩きに便利だし、一つ一つは短いから、ちょっと電車の中で…という時に、ベストだと思います。お手軽に悠久の詩の世界に飛べます。

『黄色い本』…
これも、何だったか・・・講談社何とやら賞?(こら)か何かを、去年くらいに取っていた漫画です。
漫画だけど、凄く詩的な空間がつらつらと流れていきます。
この本も決して派手な事は起こりません。
けれど、本を読んでいる時に感じる、その世界と現実が混濁していく感覚が、とても見事に描かれていて、
感動しました。これは凄い。(二度目)思わず、感嘆。

もっと、とんでもなくマニアックなものなら、有名じゃないのも知っているんだけど、でもなぁ~。

歴史学の授業で、諸子百家を勉強していた時の産物が凄いっちゃー凄いかも。(笑)

でもなぁ~~。

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